呼吸困難な男性との出会い⑤~ご守護を頂いたと思ったのに…

呼吸困難で今にも倒れてしまいそうな男性と出会い、彼の身の周りのお世話どりを致していましたが、とうとう彼は緊急入院することになってしまいました。

酸素飽和度は93から入院する基準であるのに、彼の酸素飽和度は85という割と大変な状況…。

医学的な処置を続けてもらえていましたが、酸素飽和度は上がっていかず、苦しくなった彼は電話で

「ハーハー……もう、俺は終わりだね………。生きていたって良い事がないよ……ゼーゼー…。」

と言うにいたってしまいました。

何も打つ手だてがなく…。

そこで私、坂口は3日と仕切ってお願いづとめをする心を定め、実行していきました。

しかし、毎日のようにかかってきていた彼の電話はその3日間、止まってしまっていました。

どうした!?

 

今日はその続きから書いていきますね。

今までの話⇓

 

打って変わって晴れやかな声

連日のように来ていた彼からの電話だったのに、お願いづとめを始めてから3日間も止まってしまっており、しかもこちらから電話しても繋がらなくなっていました。

彼の体調はとても悪かったので、とても心配…。

ところが3日間のお願いづとめを終えた翌日、彼から着信がありました。

 

お願いづとめの前まで、会話の中に「ゼーゼー……ハーハー……。」といういかにも苦しそうな呼吸音がまざっていたのです。苦しそうで喋らせてしまうのが申し訳ないのでこちらの口数が減るのですが、彼は寂しいようでどんどん喋ってきます。「ゼーゼー……ハーハー……。」という苦しそうな呼吸音で埋め尽くされていったものでした。「この人、生きてるのが本当にふしぎだな。」と思ってしまうくらい、苦しそうな状況でした。

「またゼーゼー……ハーハー……ってなってらっしゃるだろうな。とても精神的に落ち込んでいらっしゃったし心配だな…。」と思いながら、彼からの着信に出ました。

 

ところが、彼からの第一声はこんな感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男性「よーう!坂口くん!!元気?!?!

 

 

 

全然ゼーハーしてない!!!!

 

 

 

坂口「もう、連絡つかなくて心配してたんですよ!!ていうかなんか呼吸が楽そうですね?」

男性「そうなんだよー!なんかよくわかんないんだけど良くなっちゃったんだよ!!どんな処置してもダメだったんだけどね笑

もう本当に死ぬかと思ったよ!笑

ハッハッハー!!」

 

彼と出会ってから1番テンションが高い状態で嬉しそうに私に話をしてくれました。

彼と私史上で1番笑っていました。笑

 

酸素飽和度も日を追うごとに少しずつ少しずつ上がっていって「85」という危険な状態から「95」まで回復しておりました。

そしてついに退院の日が決まったのでした…!!

 

 

 

 

 

 

今まで何の処置をしても良くならなかったところから、

3日と仕切ってのお願いづとめ

そして劇的に体調が良くなる

というふしぎふしぎな状況を見せてもらえて、ない人間ない世界を造ってくださってから一分一秒あますことなくご守護くださる親神様の社となった教祖が、筆に残してくださった親神様のお言葉のうちのある一首を思い出しました。

つとめさい ちがハんよふに なあたなら

天のあたゑも ちがう事なし

(おふでさき第十号三四)

そう、そうなんだよなぁ…。

もうどうしようもないってなって、

初めて人は自分の無力さを知って、

だからこそ、「生かされている」という神様のご守護や親心の尊さや凄まじさを知って、

やっとおつとめで自らの心のほこりを払って神様にもたれていくことができて

すると今まで己の心の汚れでせき止めてしまっていた神様のご守護が、受け取れるようになっていくんだよなぁ。

一生懸命に神様に祈る勇んだ心を見て、神様も勇んでくださるんだよなぁ…。

あぁ、なんとありがたいことだろうか………。

 

としみじみと感動したものでした。

 

そして、「身をもって神様のご守護を知った彼は、これから魂のたすかりが始まっていくんだなぁ。」と喜び勇んだ心で思っていたものでした。

 

たすかりが始まっていくと思っていました…………。

思っていたのですが……………。

 

 

突然、連絡がつかなくなる

退院の予定日も決まり、彼はよく電話をしてきてくれました。

リハビリを頑張っている様子、退院したらやりたいこと、色んなことを聞かせてくれました。

 

しかし、退院の1週間前ほどになって、彼からの電話がピタリと止まってしまい…。

心配になり、私が何度電話しても繋がらず…。

 

あぁ、どうしたのだろう、心配になっても連絡がつかず、どうしようもありませんでした。

 

ついに、退院の予定日だった日に、彼から電話をかけてきてくれました。

スマートフォンに表示される彼の名前。

心配していたので、すぐに着信にでました。

開口一番の様子はこんな感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

男性「ゼーゼー……ハーハー……ゼーゼー……ハーハー……。」

 

 

あぁ、症状が、ぶり返している…。

 

 

私は、色んなことを考えながら、彼に問いかけてみました。

坂口「………どうしましたか?」

彼が教えてくれたのは…。

 

 

今日は長くなってきたので、続きはまた今度にいたします。

続き⇓

関連記事

呼吸困難な男性と出会い、出来る限りのことを尽していましたが、緊急入院することになってしまいました。3日と仕切ってのお祈り「おつとめ」で奇跡的に復活していき退院の日取りが決まって安心したのもつかの間、電話での連絡が取れなくなりました。退院でき[…]

最新情報をチェックしよう!