フッフッ、ハーハー、ゼーゼー、ハーハー…。
ドアから出てきた男性は、立っていることもままならないほど、呼吸が困難そうでした。
最初のコンタクトから6,7ヶ月たってやっと出会えたと思ったら、いきなりヘビーな状況。
本日から何回かに分けて、彼との出会いや見せてもらえた不思議なことについて書いていきます。
最初のコンタクト
人だすけに歩いていると、30,40年は築年数がありそうな2階建てのアパートを見つけました。
コンクリートでできた壁はたくさんのヒビが入っており、2階に上がるための金属でできた階段はサビついて穴がところどころ空いてます。失礼ながら、バイオハザードとかに出てきそうな感じ。
うおー、雰囲気が出てらっしゃる…。ていうか人は住んでるのか…?困った方がいたら、我が魂の修業のため、おたすけに尽力いたしたい。さぁインターホンを押していきましょう。
特に理由はないのですが、上の階からインターホンを押すようにしています。まず2階から。
ピンポーン♪
…
ノソノソ、ノソノソ…
お部屋の奥から玄関まで歩いてきて下さる音がします。人がいらっしゃった…!
中のお方が玄関まで来て、ドアを閉めたまま言ってくださいました。
「なにー?用事は何ですか?」
どうやら、お年を召した男性のようです。
坂口「こんにちは、天理教にたすけて頂いて、神様へのお礼に人をたすけて歩く修業をしておる坂口と申します。」
男性「いらないいらない、いらないよ。宗教はいらない。」
坂口「いえいえ、信仰を押し付けにきたのではないのです。人たすけたら我が身がたすかる、魂の修業でして。お困りごとはないですか?」
男性「何も困ってない。他のお宅にいってちょうだい。」
そうして男性はお部屋の中に入っていってしまいました。
まぁ、仕方あるまい。
そう仕切り直してアパートの別のお宅をたずねていきました。
1階のお部屋のインターホンを押した時、中から別の男性が出て来てくださいました。
「母ちゃんが天理教を信仰してたんだよな~。俺は信仰はしてないんだけどよ。」
「いや~仕事のことで大変なことがあってさ、どうにかなんないかな?」
大変な事情に悩んでおられるようで、お話を聞かせてくださいました。
また通う事を約束して、その日はお別れ。
通い続ければおたすけの機会を頂けるのではないか…!?
そう、勇んだ気持ちで帰路についたのでした。
通えども、通えども…
アパートの1階の男性と出会ってから、そのお宅に定期的に通うようになりました。
「大変な事情の解決、そしてそれを引き起こす魂の悪い種が切れ、良い種まきがなされ、陽気ぐらしへと向かっていけるように…!」そんな気持ちで毎回毎回、インターホンを押しに行くのでした。
ところが1階の男性、通えども、通えども、留守が続きます…。
「ハイパーウルトラスーパーレアカード」くらいの引きの難しさで、彼の在宅を引き当てることができません…。
時間帯、曜日、いろんな要素を変えながら試しに訪ねていきましたが、留守、留守、留守…。
「もうこれ、居留守が使われているのではないか?」と思いながらも通い続け、数か月という年月が過ぎていました…。
ほとんど諦めて通わなくなっていましたが、ある日歩いていると「そういえばこの近くにあのアパートあったよな~1階のあの人、元気にしてるかな~。」と思いがふとよぎり、訪ねてみることにしました。
ピンポーン
…
「まぁ、今日も留守だろうな~。」なんて思いながら、インターホンを押してみました。
ガチャ
開いた…!!ドアが開いた…!!
1階の男性が出てきてくださいました。
「おおー君かー!!元気にしてた?半年ぶりくらいじゃない?」
久しぶりにお会いできたことを男性が喜んでくださったようで、話をしていくことができ、すると色んなことを教えてくださいました。
「実はさ、家族のことでさ…。」
ご家庭で大変なことを抱え続けてらっしゃったことを教えてくださいました。
「今度、時間あるとき教会に参拝でもいくよ。」と言ってくださり、別れたのでした。
初めて会ってから6,7ヶ月たってのことであり、「彼とご家族のたすかりに向かって、なんとしても頑張らないとな!!」と勇んだ気持ちさせてくださる、ありがたい再会でございました。ハイパーウルトラスーパーレアカードくらい会うことが難しい方に再会できると、神様が下さった縁を感じて心が勇んでくるのです。
勇んだ気持ちになり、ふと頭をよぎったのです。
そういえば、2階にも男性がいらっしゃったな…!
再度、インターホンを押してみると
神様の御守護を感じて勇んだ坂口、6,7ヶ月前に冷たくあしらわれた2階の男性のもとにも再度訪ねてみることにしました。勇んじゃってると、普段できないこともできたりしちゃう。困難にぶつかっても平気。あれだあれ、マリオがスターをとった時の感じ。
ピンポーン
…
ノソノソ…
中の男性が玄関に向かってくる音が聞こえます。
最初に訪ねたとき、ドアを開けてくださらなかったんだよな~
今日もダメかな~ドアを開けてくださらないかな~。
と思っていたのもつかの間
ガチャ
開いた…!!ドアが開いた…!!(この日、2回目)
開けてくださった…!!
もしかしたら、おたすけの縁を頂けるかもしれない…!!
よし、心してお話いたしましょう…!!
とますます勇んでお話する準備をしていると現れてきたのは
フッフッ、ハーハー、ゼーゼー、ハーハー…。
となんとか肩をで息をしながら、足取りはフラフラ、目は虚ろで立っているのもやっとの70才くらいの男性でした。
顔は少し紫がかっていたような…。完全に呼吸困難な状態。
肺に大きな問題を抱えている可能性、大。
そしてこの時、私のいる埼玉県はまん延防止等重点措置が解除されていたとはいえ、まだまだコロナウイルス感染の危険がある状況でした。
コロナウイルス感染の危険がまだまだある状態。
目の前に出てきたのは肺に大きな問題を抱えているお方。
もしかしたら命の危険があるかもしれない。
ていうか多分、下手したら命が危ない。
すぐにでも様々な措置、そして神様の御守護を頂くお祈り「おさづけ」を取り次いで差し上げたい。
でもおさづけ、手で患部をさする。
目の前の男性、コロナウイルスに感染している可能性あり。
触ったら、感染するやんけ…!!
どどど、どうしよう…?!?!?
そんな思いが一瞬のうちに頭をかけめぐりました…。
今日は長くなってきたのでこのへんで。
また次回、書いていきますね。
次回は以下↓
6,7ヵ月ぶりにあるお宅を訪ねてみると、呼吸困難で今にも倒れてしまいそうな男性が出てきてくださいました。 フッフッ、ハーハー、ゼーゼー、ハーハー…。 どどど、どないしよ…?! 本日はその続きを書いていきます。 前回の[…]