呼吸困難な男性との出会い④~八方塞がりな状況

呼吸困難の70才くらいの男性と出会い、信頼してくださり色々な頼みごとをして差し上げていましたが、彼は緊急入院することになってしまいました。

医学的な処置を彼は受けていましたが、いっこうに体調は戻りません…。

もう、俺は終わりだね………。生きていたって良い事がないよ。」

と電話の先で口にだしてしまうほど彼は精神的にも落ち込んでしまいました。

私たちは、こんな時、何をして差し上げられるのでしょうか?

本日はここらへんに関して書いていきますね。

前回までの話↓

できることって何だろう?

コロナウイルスの影響がまだまだ強かった時期でしたので、病院側から面会は拒否されていました。

落ちこみきった彼のもとを訪ねて差し上げるだけでも心が楽になって頂くことができたかもしれませんが、叶いません。

病の平癒を神様に願う「おさづけ」も、直接に手で触れて行うものなので、できません。

手を差し伸べることさえできない時、私たちができることって何なのでしょうね?

 

 

 

人間って無力だな

って思うんですよね。

病で苦しんでいる人をたすけてあげることは、人間の力だけではできない。

心臓が動き、息ができ、血液はめぐって、細胞1つ1つにいたるまでたくさんの働きがあり、私たちの命があります。

その働きを私たちはコントロールできません。

親神様の子供可愛いいっぱいの親心によって、働きを頂いています。

 

「自分の足で立っている」なんて思っちゃいけねぇ…

神様に立たせてもらっているんだ。

神様の親心があって、はじめて私たちの命があるんだ。

そう思うんですね。

 

 

「もう、俺は終わりだね………。生きていたって良い事がないよ。」と電話の先で絶望している男性。

入院先に訪ねることもできません。

一般的な方でしたら、何もする手立てがなくなってしまうかもしれません。

 

ですが、私は天理教の信仰者です。

教祖が50年にわたる大変なご苦労の道中でつけてくれたおつとめがありました…!

私たちの命を保ち続けてくださる神様の親心にいっそう働いて頂けるおつとめを知っていました…!

神様の伝えてくれたこと

「おつとめ」とは

おつとめについて詳しく書いていくと、ウルトラ広くてウルトラ深いので収集がつかなくなります。

よって今回は親神様・教祖が伝えてくださったポイントだけ書いていきます。

 

九億九万九千九百九十九年よりも前の世界のはじめは何もない泥海のように味気ない世界でした。

月様・くにとこたちのみことが「人というものを造って互いに仲良く仲睦まじくたすけ合う様を見て、共に楽しみたい。」と思召されて、日様・をもたりのみことと十分に談じあいをして、人と世界を造ることになりました。(月様、日様を合わせて親神様と呼び申し上げています。)

大変なご苦労をかけて他の8つの道具衆を引き寄せ、それぞれの働きを一手一つに合わせて、また大変なご苦労をかけて人を世界を造ってくださいました。

そしてこの一手一つの働きは今も続いており、私たちの命は保たれています。

 

九億九万九千九百九十九年よりも前から一分一秒あますことなく

何十億人いようとも、一名一人あますことなく

親神様は、ずっとずっとご守護を続けてくださっています。

 

もうね、人間の尺度では測りきれない、すさまじい親心。

 

 

教祖は月日親神様の社となってから、50年にわたる大変なご苦労の道中で、この親神様の一手一つの働きやすさまじい親心を教えてくださいました。

そして、辛い病や悲しい事情の原因が魂に積んできた悪い種にあることや、心の癖・性分をとり、積んでしまった心のほこりを払い、天の定規に沿って人をたすけていく中に、私たちの魂に積んだ悪い種が切れて良い種まきがされ、陽気ぐらしへ近づいていくことを教えてくださいました。

神様をほうきとして心のお掃除をして、元の神・実の神である親神様につながり、一生懸命にお願いをする、その心をみて親神様がふしぎなご守護を見せてくださいます。

その方法として、「おつとめ」を教祖は教えてくださいました。

神様に対する礼拝のような形式をとり、親神様がない人間ない世界を造ってから私たちの命を保ち続けてくださる一手一つの働きの再現する形で、身振りや手振りやお歌がつけられています。

教祖いわく…

おつとめにはお歌や身振りや手振りがつけられているのですが、この事に関して教祖が伝えてくださったことがあります。

教祖「ただ踊るのではない。理を振るのや。」

(稿本天理教教祖伝逸話篇一八 「理の歌」)

 

ただの歌や踊りじゃないんです。

ない人間ない世界を造ってくださった親神様のすさまじい親心、世界をたすける理合いを受け取って、そうしていっそうの働きを頂くための、尊い尊いお歌と身振り手振りなんです。

十全の御守護を以て、ない人間ない世界を造ってくださった証拠として、人間の指は十本になっており、一本一本が月日親神の働きを表します。合掌は親神様の十全の御守護が一手一つに働く様を表し、そしてこの合掌からの展開として手振りがつけられています。親神様の十全の御守護が人や世界に展開していくように…。

教祖が教えてくださったように、一生懸命にお歌や身振り手振りをやっていくんです。そうすると、人の力では到底えられないような、神様の御守護をいただけたりするんです。

 

さぁ、今こそ!

「もう、俺は終わりだね………。生きていたって良い事がないよ。」と絶望している男性に自分の力では何もして差し上げられない、今こそ!

親神様の世界をたすける理に働いて頂くために、理を振るおつとめをしていく時ではないか!!

親神様にいっそう働いて頂くために、おつとめをしていく時ではないか!!

彼への返答、3日間のお願いづとめ、すると…

絶望している彼に向かって返答しました。

坂口「息がうまくできないですし、病院にいっても治っていかないし、とても大変ですね…。

自分の体なのに、自分の思う通りに治っていかない、やはり体は神様が貸してくださり、私たちが心一つで借りているものなのですね。

 

病になってとても大変な思いをされていると思います。

ですが、病になってもあなたの命は続いています。

何も意識をしなくても心臓が動き、肺は動き、血液はめぐり、命は続いています。

神様は子供可愛いいっぱいの親心をかけてくださっています。

神様に親心をかけて頂いているからこそ、私たちの命があるんですね。

病になって大変だと思いますが、こういう大変な時だからこそ、普段だったら無視してしまいがちな神様の親心を感じることができます。

 

私はあなたがたすかるように、神様にいっそう働いて頂くために、お願いづとめというものをします。

3日仕切ってやります。

私が3日仕切ってお願いづとめをするので、あなたも神様の親心を感じて、そして神様へ『ありがとう』と心を向け続けてください。

 

何事も、心次第ですよ。

きっと、大丈夫ですよ。」

 

そして電話を切って、お願いづとめ(病の平癒などを神様にお願いするためのおつとめ)をやり始めました。

 

お願いづとめは私は全部あわせて30分くらいかかるのですが、この時期はとても忙しく、30分のお願いづとめをやるだけでも大変な思いをしてやっていきました。

でもやり通すのです。神様とおたすけ相手との約束ですから。

 

お願いづとめの前まで、彼からは連日のように電話がかかってきていました。

 

しかし、

・お願いづとめ1日目

電話なし

・お願いづとめ2日目

電話なし

・お願いづとめ3日目

電話なし

心配になってこちらから電話かける→かからない、かつ返信なし

 

 

 

 

おい、どうした?!?!

大丈夫か?!?!

 

 

今日は長くなってきたので、続きはまた今度書いていきますね。

 

続きです⇓

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